19章10 朽ちることなきからだ

The Incorruptible Body テレビドラマでは殺人事件を解決するミステリーや刑事ものなど、死にまつわる物語が とても多いですね。私たちは死を怖れさ、また死に魅力を感じてもいるのです。 人が死によって裁かれるのを期待しています。 それは、無意識に死に…

19章9 第三の障害-死の魅力

The Third Obstacle: The Attraction of Death 私たちの最大の怖れは死ぬことでしょう。自分が肉体であると信じている限り、 それはとてつもない恐怖です。 No one can die unless he chooses death. だれひとり、自分で死を選ばないかぎり死ぬことはできな…

19章8 苦痛の魅力 その2

The Attraction of Pain8節の最初は、平安を受け入れてそれを認め、自分の中で広げていきなさい、という話でした。そして、永遠なるものは、私たちの中にあって平安と不滅のものだけと一緒になれると続い ています。ここでも、身体は私たちの仮の姿であり、…

19章8 苦痛の魅力 その1

The Attraction of Pain Your little part is but to give the Holy Spirit the whole idea of sacrifice. あなたの小さな役割は、ただ犠牲についての想念を聖霊に全部わたすことだけである。For what he gives must be extended if you would have its limi…

19章7第二の障害  

からだの価値はそれが何を提供するかで決まると信じること The Second Obsacle: The Belief the Body is Valuable for What It Offers罪悪感をもったまま、心に平安を招くことはできません。 私たちは罪悪感などないと思ってしまします。しかし、よくよく内…

罪悪感とは何か

奇跡のコースのお話会を開催していますが、前回、罪悪感が自分の中にあるのか よくわからない、という話がありました。 私もACIMを読み始めた頃は、いったい何のことを言っているのだろうか? と不思議に思いました。どんなことをしたら罪悪感を感じるのだろ…

19章6罪責感の魅力

The Attraction of Guilt 私たちはさまざまな怖れを感じます。人に認められないんじゃないか、 愛されていないのではないか、正しい評価をされていないのではないか、 攻撃(いじめ・いじわる)されているのではないか・・・。 こんなふうに感じるときは、怖…

19章5第一の障害 手放したいとの願望

The First Obstacle: The Desire to Get Rid of It平安が訪れてもまだ、人を攻撃したいという思いにかられることがあります。 それはほんの小さな衝動です。 しかし、それも手放してしまいなさい、とここでは話されています。そして、平安はその影のような壁…

19章4平安をさえぎるもの

The Obstacles to Peace ここでは、『自分の中に平安が広がるにつれ、多くの障害するだろう』 という言葉から始まります。 それは、自分をとりまく世界から生じてくると。 しかし、それでも平安は穏やかに広がっていくと教えています。一度、心に平安が訪れ…

19章3罪の非実在性

The Unreality of Sin ここも罪はないという話です。 私たちは、自分に罪があると深く信じています。そして、その罪悪感あるので、 怖れをもっています。自分の罪のために罰せられるという怖れ、 そして死ぬという罰がやってくるという怖れです。罪を感じる…

19章2罪対間違い

Sin versus Error 私たちは罪を犯したと思っています。たとえ小さな罪だとしても、 罪悪感から自分を責めています。しかし、奇跡のコースでは、 罪などない、ただ間違いがあっただけだと教えます。 自分に罪があると考えるのは、傲慢であり、心を攻撃し合う…

19章1癒しと信頼

Healing and Faith 幸せの条件は、心に平安があることではないでしょうか。 ACIM(奇跡のコース)では、平安を得るためには、信頼する心がいると教えています。 聖霊を信頼する、関わりのあるすべての人々を信頼することで、癒され、真理がもたら されるので…

18章9二つの世界

The Two Worlds あなたに怖れや攻撃、絶望、孤独があるなら、その土台にあるのは罪悪感です。その間違った知覚、間違った信念体系でできている現実は、錯覚の世界です。 間違いを訂正し、関係性の中で人を許し、自分を許せるようになりなさいと、 奇跡のコー…

18章8小さな庭園 

The Little Garden Can you who see yourself within a body know yourself as an idea? 自分というものはからだのなかにあると見なす者は、自分が想念だと分るだろうか。Everything you recognize you identify with externals, something outside itself. …

18章7何もする必要はない

I Need Do Nothingここはとても重要な節です。できれば全文を読んでください。私たちは身体ではない、意識存在である。一貫して教えられてるテーマです。 身体を自分と思い、身体を保護したり身体の快感のために工夫することは、 罪に魅力を感じていると言わ…

18章6からだを越えて

Beyond the Body私たちの実在は意識存在であると、これまでも語られてきました。 ここではもう一度、神から与えられたのは身体ではなく、知識だけだと念を押されて います。 私たちは、神(実在、完全なる調和の世界)から離れた自分自身を憎み、 罪悪感をも…

18章5幸せな夢

The Happy Dream If you already understood the difference between truth and illusion, the Atonement would have no meaning. もしあなたがすでに真理と錯覚の違いを理解しているのなら、 贖罪には何の意義もなくなるだろう。違いを理解するとは、自分の…

瞑想と雑念

瞑想と雑念で検索してきた方がありましたので、 今日のテーマは、瞑想中の雑念にどう対処すればいいのかです。瞑想を始めると、まず、頭の中に渦巻く雑念の多さに悩まされます。実は、瞑想中に多くなるわけではなくて、頭の中ではそうやって 普段からずっと…

18章4ささやかなる意欲

The Little Willingness The holy instant is the result of your determination to be holy. 聖なる一瞬はあなたが神聖になろうと決心した結果。 It is the answer. それが答えである。 The desire and the willingness to let it come precede its coming.…

18章3夢のなかの光

Light in the Dream ここでは、あなたはすでに光であるから、それを暗闇が消し去ることはできない、 と励まし、そして怖れから真理へと歩み出しなさいと話しています。日常で感じたり、考えていることの根本にあるのは、怖れです。 テレビ番組のミステリーや…

18章2 夢の根拠

The Basis of the Dreamここでは、私たちが夜、寝ている間に見ている夢の世界と、 現実の世界を重ね合わせて、どちらも幻想であると教えています。 原文はわかりやすいのですが長いので、整理して紹介しましょう。・夢は見る前の世界とは明らかに違い、自分…

18章1実在の代用

The Substitute Reality18章「The Passing of the Dream 去り行く夢」に入りました。 ちょうど半ばぐらいですが、ここまで来ると後半は軽やかに進めます。私たちの世界では、独立した個人がいるとみなされます。それをACIMでは分離といいます。 あなたと私は…

17章8 平安の条件

The Conditions of Peace もし、自分の現実で信頼できないという状況があるとき、信頼してみようと決めて みたらどうでしょう。すると、そこにある状況の別の側面が見えてくるはずです。なぜ、それが起きたのか、なんのために起きているのか、そういうことが…

17章7信頼への呼びかけ

The Call for Faith ACIM(奇跡のコース)でいう奇跡とは、意識の変容です。 つまり、悟りのコースということです。 テキストでは、まず最初に私たちの歪んだ知覚を修正することを求められます。 歪んだ知覚とはなんでしょう。それは、この世界を誤解して見て…

17章6目標を定める

Setting the Goal 人との関係性の中に、聖なる目標をもちなさいという話が17章5節ではありました。 つまり、関係性において、錯覚の世界からその人を見るのではなく、真理を見ようとする 目標をもちなさい、ということです。普通、私たちは幸せな関係が続く…

17章5 癒された関係

The Healed Relationship恋愛や結婚などの親密な関係を幸せな関係にするには、 聖なる目標を持ち込むようにと教えています。 聖なる目標とは、正気でかかわるということ。 つまり、自我のゆがんだ知覚ではなく、本来の姿を見ると決めることです。難しく聞こ…

17章4ふたつの絵

The Two Pictures 人生は幸せになるためにある。親密な関係においても幸せであれば、本物です。 しかし、自我は相手を利用して、自分自身を攻撃するというドラマを作り出すので、 人は、親密な関係で幸せを感じ続けることが難しくなります。 では、私たちは…

16章・17章 親密な関係で幸せになるには

16章から17章3まで、親密な関係を持ちたいと思うのは それは、自分を傷つけたいと考えているという話をしてきました。 だから、進んでそんな関係を求めることはありませんよ、と。 以下、ざっと流れをまとめてみます。親密な関係、恋愛関係(結婚も含まれる…

17章3 過去の影

Shadows of the Past生きていると「許せない」と思うことはあります。親子、兄弟、友人、恋人、夫婦、 あるいは仕事での人間関係、もっと大きな、国際関係においても・・・。ここでは、その「許せない」という思いは、私たちが作り出した影の姿であり、 真実…

17章2許された世界

The Forgiven WorldCan you imagine how beautiful those you forgive will look to you? あなたには自分が許すことにした人たちが、 どんなに美しく見えるか想像できるだろうか。And nothing will you value like unto this, nor hold so dear. そしてそれ(…