17章5 癒された関係

The Healed Relationship

恋愛や結婚などの親密な関係を幸せな関係にするには、
聖なる目標を持ち込むようにと教えています。
聖なる目標とは、正気でかかわるということ。
つまり、自我のゆがんだ知覚ではなく、本来の姿を見ると決めることです。

難しく聞こえますが、日常でできることです。相手に感謝し、相手の間違いに目を瞑る。
相手を攻撃しようとする自分に気づく。こうした努力を重ねることで、
親密な関係は聖なる関係へと変化していくのです。

自我の声、過去からの声に惑わされないと決めれば、幸せになれます。
ただ、こうした聖なる目標を設定すると今の関係性ではなく、
新たに他の人を選びなおそうと自我はします。でも相手を変えようとしないで、
努力してみることをここでは教えています。
これもありそうなことなので、細かいところまで注意が行き届いているなぁ、と思います。

The holy relationship, a major step toward the perception of the real world,
is learned.
神聖な関係は、実在の世界を知覚するようになるための重要な一歩であり、
学習の結果ともいえる。
It is the old, unholy relationship, transformed and seen anew.
それは古い神聖とは言いかねる関係を変化させて、新たに見ること。

And your relationship has sanity as its purpose.
すなわち、正気で関わることこそあなたの関係の目的。

You will find many opportunities to blame your brother for the "failure" of your
relationship, for it will seem at times to have no purpose.
自分の関係がうまく行かなくて、きょうだい(相手)のせいだと非難する機会に
度々出くわすだろうが、それは時々その関係には何の目的もないように思えるからである。

Have you been similarly grateful to your brother?
あなたはそれ(聖霊がしてくれているの)と同じくらい自分のきょうだいに感謝してきただろうか。

Have you consistently appreciated the good efforts, and overlooked mistakes?
終始一貫してその努力のほどを評価し、間違いを見過ごしてきたと言えるだろうか。
・・・

And learning this, you will have also learned how to release all the Sonship,
and offer it in gladness and thanksgiving to him who gave you your release,
and Who would extend it through you.
そしてこうしたことを学ぶと、御子である者全てをどうすれば解放できるのかも
学んだことになるので、あなたに解放感を味合わせてくれたお方に感謝し、
喜んでそのやり方を提供するだろうし、そのお方はあなたを通してそれを広めてくれることだろう。

So be it