19章10 朽ちることなきからだ

The Incorruptible Body
  
テレビドラマでは殺人事件を解決するミステリーや刑事ものなど、死にまつわる物語が
とても多いですね。私たちは死を怖れさ、また死に魅力を感じてもいるのです。
人が死によって裁かれるのを期待しています。
それは、無意識に死に心を捧げていると言ってもいいのかもしれません。

自我がからだを恐れの象徴、罪と死のしるしとして知覚しているということである。
・・・
The arrogance of sin, the pride of guilt, the sepulchre of separation,
all are part of your unrecognized dedication to death.
罪を犯したという傲慢さや、罪責感という自尊心や、別々の墓に納まることなど、
こうしたことはみな自分で気づかずに死に心をささげているということにあてはまる。

罪はなかったのだし、私たちは肉体でもないので、別々の墓に収まるのは、
実在の私たちではありません。
それをあると考えること自体、死に心をささげていると言われています。

You who are dedicated to the incorruptible have been given
through your acceptance, the power to release from corruption.
朽ちることなきものに心を捧げた者は、朽ちるものから解放する力を、
自分がそれを受け入れることで与えてもらえる。

私たちは決して朽ちることのない存在です。
そして、私たちが、死や罪悪感を前にして迷うことがあれば、いつでも側にいる聖霊に、
『どうすれば平安を妨げないですむのか教えて欲しい』と言えばいいと教えています。
私たちは常に見守られているし、サポートされているのです。

So be it