17章6目標を定める

Setting the Goal

人との関係性の中に、聖なる目標をもちなさいという話が17章5節ではありました。
つまり、関係性において、錯覚の世界からその人を見るのではなく、真理を見ようとする
目標をもちなさい、ということです。

普通、私たちは幸せな関係が続くように、といった漠然とした願いのようなものをもって
人間関係を築いていると思います。
しかし、もっと明確に目標を定めなさいと教えています。

The value of deciding in advance what you want to happen is simply that
you will perceive the situation as a means to make it happen.
何が起こって欲しいのか、それを自分で前もって決める価値は、
単に現状況を自分の望みを実現させるための手段だと見て取るようになるということ。

その目標設定を、聖霊に聞いて決めれば、真理を目標にすることができると教えています。
こうすれば、この錯覚の世界を意義のあるものにしていけるのです。
聖霊の声を素直に聞いて、受け入れること。

The goal of truth has further practical advantages.
真理を目標にするとさらに実用的な利点がある。

If the situation is used for truth and sanity, its outcome must be peace.
もし自分の状況を真理と正気のために使えば、
その成り行きとして心に平安を得られるに相違ない。

Here again you see the opposite of the ego's way of looking,
for the ego believes the situation brings the experience.
ここでもあなたは、自我のものの見方の逆に見ているといえる、
自我は事態が経験をもたらすものと信ずるのであるから。

The Holy Spirit knows that the situation is as the goal determines it,
and is experienced according to the goal.
聖霊は、目標が事態を左右し、目標に従って経験することになるのだと分っている。

自我は、起きてくる事態によって経験するといい、
聖霊は、目標に一致した経験をする、と話しています。

真理を目標にすれば、私たちは関係性の中にも平安をみることができるというわけです。
そして、私たちに求められているのは、聖霊を受け入れ、信頼することです。

So be it