18章1実在の代用

The Substitute Reality

18章「The Passing of the Dream 去り行く夢」に入りました。
ちょうど半ばぐらいですが、ここまで来ると後半は軽やかに進めます。

私たちの世界では、独立した個人がいるとみなされます。それをACIMでは分離といいます。
あなたと私は違う存在、バラバラに存在しているというのがこの世界の基本です。
一方、実在の世界は、すべてはひとつ(ONENESS)です。

バラバラになった心には、愛の代わりに怖れが入り込みます。
実在の代わりに現れたこの世界から、実在へとシフトすることが求められています。
ただ、シフトといっても、実は元へ戻るだけなのです。

You who believe that God is fear made but one substitution.
神は恐ろしいと信じている者は、一つ代用になるものを作っただけのこと。

It has taken many forms, because it was the substitution of illusion for truth;
of fragmentation for wholeness.
それがいろいろな形になったというのも、真理に錯覚を代用し、
完全円満なる状態を断片化することで、代用したからである。

It has become so splintered and subdivided and divided again, over and over,
that it is now almost impossible to perceive it once was one, and still is what it was.
細かく割って、それをさらに分割し、それをまた分割することを何度も何度も
繰り返したので、今となってはかつては一つであったとか、本質は今もそのままだと
知覚するのはほとんど不可能だ。

When you seem to see some twisted form of the original error rising to frighten you,
say only, "God is not fear, but love," and it will disappear.
最初の過ちがゆがんだ形でよみがえってきて、恐怖を感じさせるように思えるときには、
「神は恐れではなくて愛である」とだけ言うがいい、そうすればそんなものは消え去る。

It is the only one that has no limits, and reaches out to every broken fragment of
the Sonship with healing and uniting comfort.
これ(完全に戻す)こそ唯一の限りない役目であり、御子としての身分にありながらも
打ち砕かれてばらばらになった者一人ひとりに、癒しと心を一つにするという安らぎを
差し伸べることになる。

So be it