19章1癒しと信頼

Healing and Faith

幸せの条件は、心に平安があることではないでしょうか。
ACIM(奇跡のコース)では、平安を得るためには、信頼する心がいると教えています。
聖霊を信頼する、関わりのあるすべての人々を信頼することで、癒され、真理がもたら
されるのです。

And he is healed because you offered faith to him,
giving him to the Holy Spirit and releasing him
from every demand your ego would make of him.
そして神の子が癒されるのは、あなたがその人を信頼し、聖霊にその人のことは
まかせ、自分の自我がその人に要求することをことごとく取り消して、その人を
解き放ったからである。

Thus do you see him free, and in this vision does the Holy Spirit share.
かくしてあなたはその人を自由だと見なすし、
こうした洞察力による心象を聖霊も分かち合う。

And since he shares it he has given it, and so he heals through you.
そして、聖霊はそれを分かち合うので、それを与えたことになり、
こうしてあなたを通して癒すのである。

関わりあう人にああして欲しい、こうなればいいのに、という要求をすべて取り下げて、
その人がその人とらしく自由でいていい、そのままでいいと信じて、信頼の目で見る。
そうすれば、過去にあったその人ではなく、今のその人が見えてくるのです。
それによって、相手も自分にも許しが起きてきます。
信頼してみよう、と心に決めることですべての関係性、事態は変わっていきます。
信頼する心がないと人間関係も壊れます。過去のことはどうあれ、とにかく今信頼
してみようという気持ちが、関係性を癒すと教えています。

For faith arises from the Holy Spirit's perception,
and is the sign you share it with him.
なぜなら信頼心は聖霊の知覚の仕方から生じており、
あなたがそれを聖霊と分かち合っているというしるしでもあるからだ。
・・・
Lay faithlessness aside, and come to it together.
信頼心のなさを捨てて、一緒にそこに来てほしい。

There will you see the miracle of your relationship
as it was made again through faith.
そこであなたは自分の関係にともなう奇跡を、
またそれが信頼心を通して作られたとおりに見るようになる。
・・・
Truth follows faith and peace,
completing the process of making lovely that they begin.
真理は信頼心と平安のあとに従い、
その両方が美しくするためにはじめる過程を完成させる

For faith is still a learning goal,
no longer needed when the lesson has been learned.
信頼心は学習目標にすぎないので、
学ぶべきことを学んだらもはやその必要はなくなる 。

Yet truth will stay forever.
しかし真理は永遠に留まるであろう。

So be it