17章8 平安の条件

The Conditions of Peace

もし、自分の現実で信頼できないという状況があるとき、信頼してみようと決めて
みたらどうでしょう。すると、そこにある状況の別の側面が見えてくるはずです。

なぜ、それが起きたのか、なんのために起きているのか、そういうことが
もしかしたら見えてくるかもしれません。それは、自分が考えていたこととは
まったく事情が潜んでいるのかもしれません。

混乱した思考を止めて、聖霊に真理を見せてください、
とゆだねてみることをここでは求められています。
それが、平安をもたらす条件なのです。

Let truth be what it is.
真理を本来のすがたのままにさせること。

Do not intrude upon it, do not attack it, do not interrupt its coming.
何も押しつけず、攻撃もせず、その到来を邪魔しないことである。

Let it encompass every situation and bring you peace.
どんな事態もみな一包みにして、心に平安をもたらしてもらうがいい。

Not even faith is asked of you, for truth asks nothing.
あなたには信頼することさえ要求されていない、真理は何ひとつ要求しないのだから。

Let it enter, and it will call forth and secure for you the faith you need for peace.
その真理に入ってもらいさえすれば、平安を得るのに必要な信頼心を
あなたのために呼び起こしたうえで確保してくれる。

But rise you not against it, for against your opposition it cannot come.
ただそれに逆らう気を起こさないこと、あなたの反対を押し切って来ることは
できないのであるから。

So be it