第7章〜9章

9章8崇高さ対虚勢

Grandeur versus Grandiosity ここでは、まず、自分の中にある 神の質である Grandeur( 偉大さ 壮大さ 深遠さ 崇高さ )をかすかでも気づけば、その度に自動的に自我を放棄すると言っています。あなたの崇高さからはあなたは祝福できるだけだ、その崇高さはあ…

9章7二つの評価

The Two Evaluationsあなたは自分をどんなふうに評価しているのでしょうか? 自分を自分でさげすみ、価値がないと言ったり、不幸であるのは当たり前だとしたり、・・・。それは自我があなたに下した評価。自我はあなたを愛していないから。自我はあなたが何…

9章6兄弟を受け入れること

The Acceptance of Your Brother 奇跡のコースでは、与えることは受け取ること、という法則を教えます。自分が何を他の人々(兄弟たち)に与えているのか、それによって受け取ることも決まってくると。自分が差し出した以上のものは受け取れないのです。人々…

9章5癒されていない治療者

The Unhealed Healerここでは、いわゆる心理療法のセラピストについて語られています。 奇跡の学習コース(ACIM)の作者であるヘレン・シャックマン博士とウィリアム・セットフォード博士は両者とも心理学の教授であり、医師です。そのふたりが9章5を書い…

9章4聖霊の許しの計画 その2

The Holy Spirit's Plan of Forgiveness その2あなたには贖罪において果たすべき役割があるが、 その贖罪の計画はあなたを超えている(あなたにはわからない)。人生を振り返って「あのとき経験は、このためだったのか」とはたと気づくことがあります。覚醒…

9章4聖霊の許しの計画 その1

The Holy Spirit's Plan of Forgiveness その1贖罪はみんなのためである、これこそどんなものも自分ひとりのためだとする信念を取り消す方法であるから。贖罪とは、私たち自身についての誤った認識を訂正し、本当の自分に戻ること。目覚めること。それは自…

9章3間違いの訂正 その2

The Correction of Error その2数日前、友人Aさんと話している時に、失礼な人がいるという話になりました。ひどい言葉づかいで、話していると自分が攻撃されているように感じるので、それを訂正するように言いたいと。そういう気持ちはわかります。しかし、…

9章3間違いの訂正 その1

The Correction of Error その1自我にとっては、間違いを指摘しそれを「訂正する」のは親切で正しくよいことだとする。 しかしながら、 間違いは自我のものであり、その間違いの訂正は自我を放棄することにある。もしあなたが兄弟の自我の間違いを指摘する…

9章2祈りへの答え

The Answer to Prayer神に祈ったり、聖霊にお願いしても叶えられなかった願いがあると感じることがあります。ここではその話から始まります。願いが叶わないように見えるのは、それは、私たちが望むことの根底に恐れがあるときです。願いが叶うことが、恐れ…

9章1実在の受容

The Acceptance of Reality神の意志を恐れるということは、今までに人の心が作り上げた最も奇妙な信念のひとつである。日本にも天罰という言葉があるように、聖書に限らず、私たちは神が人間を罰するという思想をもっています。奇跡のコースでは、それは人間…

8章9正された知覚である癒し その2

Healing as Corrected Perception その2昨日の内容に加えて、紹介したいところです。あらゆる実在にはまったく罪はない、完全に無辜(むこ)であることはその実在の条件なのだから。それはまた、あなたが実在を自覚するための条件でもある。あなたが実在を捜…

8章9正された知覚である癒し その1

Healing as Corrected Perception その1いくつかとても興味深いテーマがあるところです。まず、身体と病気についてのテーマ。 聖霊に身体を癒して欲しいと頼まない方がよいと言われています。それは、身体が心を離れて存在するという信念を認めることになる…

8章8身体は手段か目的か

The Body as Means or End 奇跡のコースでは、自我を自分とみなさずに、距離をおくように、そうして最後には消え去るようにしようと教えます。自我がいったいどんなことをしているのかを度々話しているのですが、ここでは身体をどう利用しているのか、という…

8章7意思疎通の手段としての身体

The Body as a Means of Communication 自分自身を身体と等しいと考えるなら、いつもゆううつな気持ちになってしまう。神の子供が自分のことをこんなふうに思うなら、自らを卑下しているし、自分の兄弟たちのことも見下げている。その人は兄弟たちのうちにの…

8章6神の宝

The Treasure of God 私たちは一緒に戻る旅路を始める、そして共に戻り続けながら、私たちの兄弟を集める。これまでも奇跡のコースでは、兄弟を残して行かないようにということが、度々語られています。私たちが神の国(ONENESS)に戻ろうと決めたら、その旅…

8章5神の子の分割されていない意志

The Undivided Will of the Sonship 神と神の創造物の間に分離はない。あなたの意志と私(J)の意志の間に分離はないとあなたが理解するとき、あなたはこれを悟るだろう。あなたが私(J)を受け入れることで、神の愛があなたを輝かせる。私(J)の実在性はあ…

8章4自由という贈り物

The Gift of Freedomもし平安を私から手に入れたいのなら、あなたはそれを与えなければならない。癒しは他のだれからくるのでもない。内面からの導きを受け入れる必要がある。癒しは分離を乗り越える方法である。分離は和合することで乗り越えられる。別々に…

8章3聖なる出会い

The Holy Encounter誰かに出会うとき、それは聖なる出会いであると思い出してほしい。 あなたはその人を見るように自分自身を見るだろう。その人を遇するように、自分自身を遇するようになる。その人をどう思うにせよ、それと同じように自分自身のことを思う…

8章2拘束と自由の違い

The Difference between Imprisonment and Freedom 私たちがこの世で生きているときに、多少窮屈な思いをすることがあるとはいえ、自分が拘束されている、囚われている、と考えることはあまりないと思います。反対に自由であると信じています。住むところ、…

8章戻りの旅路1学習課程の方向性

The Journey Back The Direction of the Curriculum 知識がこのコースを学ぶための動機ではない。心の平安である。 平安が知識のための必要条件。その理由はひとつ、葛藤の中にある人々は平安ではないから・・・自我の声は幻覚である。自我が「私は実在では…

7章11恩寵のもとにて

The State of Grace聖霊に従うことはこの世でもっとも簡単なことであり、ただひとつ容易なことだ、なぜならそれはこの世界ではないのだから。続けて、キリストはこのように言っています。この世界は、私たちが作り出したのですが、ここは私たちが本来いる場…

7章10苦痛と喜びの混同

The Confusion of Pain and Joy ここはわかりにくいところは、ほとんどありません。 いくつか抜粋しておきます。聖霊はあなたが苦痛を避けられるようにと、ただそのために指導する。 ・・・あなたは何が辛いことなのか気づかないどころか、何がうれしいこと…

7章9神の国の拡張

The Extension of the Kingdom実在するものは拡張されなければならない。そのようにしてこそ自らの知識を保持できる。霊(Spirit)は・・・分ちい合うことで創造されたので、創造することこそ霊の意志だ。それは神を閉じ込めておこうと思わず、神の本質を拡…

7章8信じ難き信念

The Unbelievable Belief投影することがなければ、怒りはあり得ない。拡張しなければ、愛もあり得ない。聖霊にとっては、分かち合うための根本法則であり・・・自分が大切だと思うものを、自分の心に保っておくために、与えることになる。 自我にとっては喪…

7章7神の国の全一性 その2

The Totality of the Kingdom その2自分自身の完全さは、あなたが自分と同じように創造された者たちを みんな尊重するようになるまで、わからない。教師の忍耐が、攻撃を祝福に変えることができるようになるまで、 すべての攻撃は、彼の忍耐への呼びかけで…

7章7神の国の全一性 その1

The Totality of the Kingdom その1あなたはひとりの兄弟を祝福するのを拒む度に、喪失感を覚える、 拒否するというのは愛するのと同様に、全面的にすることだから。神の子たちを部分的に拒むことは不可能なことであるし、同じく部分的に愛することなど不可…

7章6警戒心から心の平安へ

From Vigilance to Peaceあなたは神の子をひとつとして、ただ愛することができるけれど、それをばらばらに見ることもできる。しかし、何かを部分的にみて、その部分を全体にあてはまると考えないでおくのは不可能だ。だから、攻撃は決して別々にされるのでは…

7章5癒しと心の不変性

Healing and the Changelessness of Mind癒すことは誰もがみな発揮できる能力であり、 自分が癒されたいなら、発揮しなければいけない能力である。癒しとは治療者自身のうちに、他のだれもが自分と分かち合っていないものを、何ひとつ知覚しないということだ…

7章4 真理の再認識である癒し 

Healing as the Recognition of Truth言葉は抽象的で難しく思えますが、そうではありません。 ただ、自分が完全であること(wholeness)を学ぶには、 瞑想が必要になってくると思います。あなたは癒しによって完全であること(wholeness)を学び、 そして、…

7章3神の国の真実

The Reality of the Kingdom自我は自らを交戦中だと見でおり、そのために味方が必要な立場にいる。交戦中とは具体的にはどういうことでしょうか? 日常を思い出してください。誰かが自分の気に入らないことを言った、あるいは、した。言うことを聞いてくれな…