8章9正された知覚である癒し その2

Healing as Corrected Perception  その2

昨日の内容に加えて、紹介したいところです。

あらゆる実在にはまったく罪はない、完全に無辜(むこ)であることはその実在の条件なのだから。それはまた、あなたが実在を自覚するための条件でもある。あなたが実在を捜す必要はない。あなたが実在の条件を満たすなら、実在からあなたを捜して見つけてくれる。

目覚めは突然やってくるとか、求めて努力しても得られるものではない、というようなことをよく聞きます。あなたが実在を捜す必要はない。あなたが実在の条件を満たすなら、そのほうからあなたを捜して見つけてくれる。というのは、まさにそれを言っているのだと思います。実在の条件を満たせば、自動的に実在がみつけてくれる。

その条件とは、原文では harmless とあります。罪がない、害がない、たわいもない、無邪気な、という意味です。心が、罪のない、たわいもない状態であるとき、実在ー目覚めがやってくるんですね。

攻撃したり、判断したり、批判する心ではなく、無邪気な、害のない心であること。悟っている方が子供のように見えるのは、こうした無辜の心に戻るからなんでしょうね。