9章2祈りへの答え
The Answer to Prayer
神に祈ったり、聖霊にお願いしても叶えられなかった願いがあると感じることがあります。ここではその話から始まります。
願いが叶わないように見えるのは、それは、私たちが望むことの根底に恐れがあるときです。願いが叶うことが、恐れを増すことになるとき、それは自分が願ったような答えではないことがあります。
そして、答えをすでに受け取っているけれど、自分でそれをまだ聞いていない。つまり、答えは得ているのに、理解できていないということですね。
もし、あなたの祈りは聞き入れられるとわかるなら、決して神の子を疑わないだろう。
ここでは a Son of God となっていますので、奇跡のコースを教えるイエス・キリストを疑わないだろうと言っていることになります。同時に、その神の子であるイエス・キリストと私たちは分たれるものではありませんから、他の人々(兄弟)も自分自身も疑わない、信頼するということになります。
答えは聖霊やキリストの声を通して返ってくるだけでなく、それは兄弟たちからももたらされます。
彼らの中にある光を通して、その言葉に真理を与えると。
彼らの言葉こそ、あなたへの聖霊の答え。あなたは兄弟から答を聞こうとするほど、彼らを十分に信頼しているだろうか。
救いも聖霊の答えも、兄弟を通してやってきます。これは日常に答えがあるということですね。天使が突然やってきて、祈りの答えを教えてくれるのではなく、日常会話の中に真理の答えがあるということです。
聖霊の導きを他の者たちのなかに聞くようにならない限り、あなたはそれを信用せず、それがあなたのためだと信じることもないだろう。その導きはあなたのためなのだから、あなたの兄弟のためでもあるに違いない。
もしあなたが一人ひとりのうちに聖霊を認めるなら、どれほど聖霊に頼んでいることになるか、それにどれだけ受け取ることになるのか、よく考えてみるといい。
出会うすべての人々の中に聖霊をみて、自分のもっているものを与えることができれば・・・。そうすれば、聖霊からの答えも得ることができるのです。この物質世界を通して学べるということでもあります。
Because I will to know myself, I see you as God's Son and my brother.
自分自身を知りたいので、私はあなたを神の子であり、私の兄弟としてみます。
So be it.