第10章〜12章

12章8愛にたいする愛の魅力

The Attraction of Love for Love ここは、とくに難しいところはありません。 愛は愛することでみつかること。 神 (OENNESS) は決して私たちを忘れずいること。 実在の私たちは、神に愛され、愛に満ちた存在であること。 その真理の姿に戻るには、ただ戻ろ…

12章7内面をみつめる その2

Looking Withinあなたが自分の外に目を向けて、そこに見るものに対して好感をもてないと反応するたびに、自分自身には価値がないという審きを下し、自らに死の宣告をしたのだということを覚えておいてほしい。自我は人は死に値すると考え、肉体において死を…

12章7内面をみつめる その1

Looking Within私たちが奇跡のコースで学んだことは、この世界に行動の成果として表れてきます。そして、私たちを見えない世界から導いてくれている聖霊の存在もまた、その存在が及ぼした結果を見ることができます。聖霊の影響力を知覚するなら、その聖霊が…

12章6キリストのヴィジョン

The Vision of Christ 自我はいわば全世界を手に入れ自分の魂 (own soul) を失う方法を、あなたに教えようとしている。聖霊が教えるのは、あなたが自分の魂を失うはずはないということや、この世には何も得るところなどないということ、それ自体では何の利益…

12章5正気の教科課程

5. The Sane Curriculum ただ愛だけが強い、なぜならそれは分割されていないのだから。 強い者は攻撃などしない、なぜなら彼らはそうする必要がないとわかっているから。攻撃しようとするのは、自分を守ろうとするから。守ろうとするのは、相手より自分が弱…

12章4求めることと見いだすこと

Seeking and Finding 自我は、とても積極的に愛を追求するよう励ましはするが、それを見出すことはないという但し書を一つ付けている。自我の指図は次のように簡単に要約できる‐「求めよ、されど見いだせまい」、と。・・・求めても見 いだせないのでは決し…

12章3について

奇跡のコースでいう「貧しさ」とは、真理を追究することを忘れていることだと思います。私たちが作り出しているこの幻想の世界で、私たちは様々なものを追い求めます。お金があれば豊かで幸せになれる、恋人がいれば、結婚すれば、子供がいれば、家があれば…

12章3実在への投資

The Investment in Realityかつて私は、あなたに自分の持物をみな売って貧しい人々に与え、それから私についてくるようにと頼んだことがある。この話で私が言いたかったのは、もしあなたがこの世界においてどのような投資もしていないとしたら、あなたは貧し…

12章2神を思い出す方法

The Way to Remember God ここではまず、病気について話しています。これは、前からの続きで、「人がもてる感情はただ恐れと愛だけである」というテーマに関連しています。恐れは愛を隠すことが唯一の目的。人は自分自身を愛することを忘れ、恐れを真実であ…

12章聖霊の教科課程1聖霊の審判

The Holy Spirit's Curriculum The Judgment of the Holy Spirit ここではまず、人の行いの動機を分析するのは無意味なことであるという話から始まっています。自我は複雑なパターンで考えるので、本当の動機など自分でもわかっていません。それを分析して、…

11章8問題と答え

The Problem and the AnswerThe end of the world is not its destruction, but its translation into Heaven. この世の終わりとは、それが破壊されるのではなく、 天国へと変わることをいう。奇跡のコースでは、繰り返し私たちが見ている世界は実在ではなく…

11章7実在の状況 

The Condition of Reality神はただ永遠であるものだけを創造なされた、 そして、あなたが見るものすべては壊れやすいものだ。Therefore, there must be another world that you do not see. したがって、あなたには見えないもう一つ別の世界があるに違いない…

11章6贖罪への目覚め

Waking to Redemption奇跡のコースでいう自我とはなんでしょう? 自我は思考です。生まれてからずっと蓄積してきた思考パターンの集積のようなものだと、私は理解しています。ある意味、データであり、データとデータとつなぐ回路でもあります、そしてそこを…

11章5自我の「力学」その2

The "Dynamics" of the Ego その2正気でない者だけが愛の代わりに恐れを選び、正気でない者だけが攻撃することで愛を得られると信じたりできるだろうから。しかし正気の者は攻撃すると恐れを生み出すだけだと気づいているし、神の愛がそうした恐れから完全…

11章5自我の「力学」その1

The "Dynamics" of the Ego その110章あたりから、とても密度が濃い話になってきています。どこを抜粋しようかと迷い、何度も読み返しているので、ついブログを書くのが遅くなっています。私は何年も前からACIMを読んでいますが、まだ、人の中に攻撃をみる…

11章4神の子の継承したもの

The Inheritance of God's Son神の子としての身分があなたの救いであるということを決して忘れないように、その身分こそあなたの真の自己であるから。真の自分は神 ONENESS であり、ONENESS の一部であること。それが私たちの実在であり、そのことこそが、救…

11章3闇から光へ

From Darkness to Light私たちの実在においては、病気になることはおろか、疲れることも苦しむこともありません。神の国、ONENESSの世界では、攻撃を受けることもなく、自分で自分を傷つけることも、葛藤もないからです。ですから、この世界においても、自分…

11章2癒しへの招待

The Invitation to Healing 病気とは分離していることであるとするなら、癒し癒されると決心することこそ、何を自分が本当に望むのかを気づくための第一歩である。攻撃するたびに望みのものから一歩ずつ後ずさりし、癒しの思いをもつたびに近づくことになる…

11章1父なる神の贈り物

The Gifts of Fatherhood 奇跡のコースを学んできて、自分が幸せになる道は目覚めることにあるとわかってきています。それこそが、真に自分を癒す道であると。あなたは何か他のものを、神の子たちにもたらすつもりだろうか、自分自身に癒しが必要だと気づい…

11章神か自我か 序論

God or the Ego Introduction生きているもので父親のいないものは何一つない、生命あるものは創造されたものであるから。したがって「誰が自分の父だろうか」、という疑問にたいする答はいつもあなたが決めることだ。そして自分で選ぶ父親に忠実になるであろ…

10章5神を否認すること その2

The Denial of God 後半の部分もすばらしい言葉の連続で、すべてを掲載したいくらいです。引用が多くなりましたが入れておきます。あなたは神を愛していたから神を否定したのであり、もしあなたが神を愛していると認めたら、神を拒めるはずがないと分かって…

10章5神を否認すること その1

The Denial of God 病気でいるためには、喜びは絶対にゆるされない、憂うつな気分でいることを求められる。憂うつな気持ちになるのは、あなたが神を否認すると誓ったことを意味する。神を否定するとは自分自身の真の身元を否定することだとは悟っていないし…

10章4病気の終焉

The End of Sickness病気と完全なすがたとは両立しない。神があなたを完全に創造なさったとすれば、あなたは確かに完全である。実在はかげりのない心にのみ分かり始める。病気になるのは、神に逆らうという決心を象徴しているのであり、私たちは病気を攻撃し…

10章3病気の神

The God of Sickness自分を身体だと信じている者は、自分で身体というイメージを作りだしておいて、それを嫌うことをしている。病気になっている人は、その偶像を自分で攻撃していることになる。偶像(身体)には何の価値もないのだが、身体を信じている(崇…

10章2忘れる決心

The Decision to Forget 自分が何者であるか知れば、神の国 ONENESS に戻ることを決意すれば、恐れから解放されるということを、奇跡のコースでは教えています。私たちは常に恐れているので、他者をつい攻撃してしまいます。それは、自分の心に気づいていれ…

10章1神のうちなる自国にて

At Home in God ここもとても短いのですが、すべてが祈りの言葉のように響きます。 So be it と言いたくなります。あなたは神のうちなる自国にいるのに、亡命生活をしている自分を夢に見ているようなものだが、完全に実在に目覚めることもできる。あなたが思…

10章病気の偶像 序論

The Idols of Sickness Introduction ここは短いですが、原理が書かれているので、全部をご紹介したいくらいです。あなたに恐れを抱かせたり、愛に満ちた思いを抱かせるのは自分自身だけだ、あなた以外には何もないのであるから。実在は、ONENESS です。私は…