11章8問題と答え

The Problem and the Answer

The end of the world is not its destruction, but its translation into Heaven.
この世の終わりとは、それが破壊されるのではなく、
天国へと変わることをいう。

奇跡のコースでは、繰り返し私たちが見ている世界は実在ではなく、自分で勝手に解釈して、意味づけをしている世界を見ていると語られています。その間違った見方を変えるだけで、ここは天国へと変わるのです。

私たちが求めればそれは必ず与えられるとも語られています。何ひとつ代償なしに。神も聖霊も、ただ私たちが元に戻ることを求めているだけで、私たちから何かを取り上げようとしているのではありません。

自分の目に映るこの世に恐れを抱いているようだが、実相の世界は求めさえすれば今でもあなたのものである。
その世界を自分自身に拒んだりしないでほしい、それはただあなたを自由にしてくれるのだから。

自分の兄弟(人々)を見損なわないで、その兄弟が抱く愛に満る思いだけをその人の実在だと見てほしい、というのもあなたがその人の心は分裂していないと否定すれば、自分の心を癒すことになるからである。

あなたの癒す力で癒せないものは何一つない、何にたいしてであろうとあなたの簡単な願いを拒まれることはないのだから。

自分の兄弟の真実のすがたを学びたいと頼むがいい、そうすればこうしたことをその人のなかに知覚するようになるし、自分の美しさが、その人の美しさのなかに、映し出されているのが見えてくる。

以下とても長くなりますが、具体的な話になっているので入れておきます。

子供たちはぞっとするような幽霊や怪獣や竜の怪物などを見ているものと思い、恐怖におののいている。

けれども、もしだれか信用できる人に、自分の見ているものの意味について尋ねたうえで、本当の姿のほうをとることにし、自分でした判断を快く手放すつもりなら、それと一緒に恐れもなくなる。

その子供が手助けをえて、「幽霊」はカーテンだったし、「怪獣」は何かの影が映ったもので、「竜の怪物」はもう怖くもない夢だったと説明がつけば、自分が恐れていたことを笑って胸をなで下ろすだろう。

我が子よ、あなたは自分の兄弟を恐れ、父(神)を恐れ、自分自身をも恐れている。しかし、単に惑わされているにすぎない。

みんなが何であるのか、実在について教えてくれる教師に尋ねてみるがいい、そしてその教師の答を聞けば、あなたも自分が恐れていることを笑い、心の平安が恐れに取ってかわるだろう。

So be it.