10章4病気の終焉

The End of Sickness

病気と完全なすがたとは両立しない。神があなたを完全に創造なさったとすれば、あなたは確かに完全である。

実在はかげりのない心にのみ分かり始める。

病気になるのは、神に逆らうという決心を象徴しているのであり、私たちは病気を攻撃しないで、ただそれを拒否するという態度であれば、消え去ると奇跡のコースでは教えられます。

非実在のものを攻撃しないで、それは実在ではないと見極めたら、ただ手放すという姿勢が常に求められているのです。

神の子はひとつであるなら、あらゆる点において、ひとつである。

私たちに態度として大切なのは、あなたも完全であり、私も完全である、ということを認めること。あなたは病気だけれど、私はそうではない、というのはONENESSの世界ではあり得ないことなのです。病気という錯覚に囚われないことです。

あなたには自由を放棄する自由はない、ただそれを否定するという自由がある。

実在はあなたが間に置く障害物を突破することはできない、しかし、自らそれらを手放すなら、実在があなたを完全に包むことだろう。

あなたは神に護られているということを体験したなら、偶像を作ることなど思いもよらないことになる。

私たちの真の姿は平安と愛と自由の中にあり、それは神 ONENESS のよって護られている、そのことを分かっているなら、病気など作り出すはずもないのです。病気になるという想念を手放しましょう。

その兄弟の心のうちなる聖霊に呼びかけることであり、その呼びかけは一つになることで強められる。

一つの心にある力がもう一つの心のなかに光をそそぎ込むことができる、神の明りは全部同じ火花で点されたのであるから。

他人の中にも光をみること、完全であることを認めること。それは自分自身の光を強め、完全であることを認める力を増します。このことは、とても大切な教えであると思います。