12章7内面をみつめる その1

Looking Within

私たちが奇跡のコースで学んだことは、この世界に行動の成果として表れてきます。そして、私たちを見えない世界から導いてくれている聖霊の存在もまた、その存在が及ぼした結果を見ることができます。

聖霊の影響力を知覚するなら、その聖霊がどこにいるはずなのか理解するようになり、ついには聖霊が何なのか分ってくる。

あなたが知覚することは自分が招いた結果であり、自らそれに来てほしいと呼びにやったままの姿でやって来る。

自我が求めるものを見ることもできるし、聖霊の導きを求めれば、それを見ることもできるのです。ですから、私たちはこの世界で、その両方を現実として経験することができます。仮に欲しくないものがあったとしても、それも実は自分が望んで表したものです。

前に私が述べたことだが、あなたが何を投影したり拡張したりするか、それは自分次第、しかしどちらか一方にしなければいけない、それが心の法則であるから、そして外に目を向ける前に内面を見つめる必要がある。

あなたが愛だけを望むのなら、ほかには何も見ないだろう。

愛もまた、愛の使者たちによって気づくことになる。

愛の使者というのは、この世界で出会う人や動物、植物、環境、物など、自分が愛を感じるものすべてだと思います。天使のようなみえない存在が見えるとうことではないのです。

自分の内面にあるものを、外側の世界に見ている。恐れがあれば、恐れを、怒りがあれば、怒りを経験するようになっています。そして、愛だけがあるとわかれば、愛だけを。

決断力はこの世で囚われの身となったあなたに一つ残っている自由。

あなたにはこの世を正しく見ようと決心することができる。

実際、あなたは誰に対してもまた何に対しても、愛以外に何一つ与えることはできないばかりか、他の人や物からも愛以外には何も受け取ることはできない。

もしあなたが何か他のものを受け取ったと思うのなら、それは自ら内面をのぞいて、自分自身の中に他の何かを与える力を見たと思ったからである。

あなたが見るものはすべて自分の決心したことを証明してくれるだけである。

内側にあるものを外側にみる。自分が何を否認し、何を選ぶのか、しっかり内側を見なさいということです。自分の内側にキリストを見る。それを求められています。