11章5自我の「力学」その2

The "Dynamics" of the Ego その2

正気でない者だけが愛の代わりに恐れを選び、正気でない者だけが攻撃することで愛を得られると信じたりできるだろうから。しかし正気の者は攻撃すると恐れを生み出すだけだと気づいているし、神の愛がそうした恐れから完全に護ってくださる。

全体としてなりたつ状態を分解して理解しようと試みるのは、自我のあらゆることにたいする典型的で矛盾した取り組み方であることは明らかだ。

細分化する、分析する、批判する、判断する、こうしたことは決して自分を幸せにはしないということを知る必要があります。

The ego focuses on error and overlooks truth.
自我は間違いに注意を集中し、真理を見落としてしまう。

あなたが出会う兄弟は一人残らず、キリストの証人となるか自我の証人となるか、そのどちらかなのだが、それはあなたがその兄弟のうちに何を知覚するかによって左右される。

ACIMを学ぶことは、ただ本を読むことではなく、日常にその教えを反映させることにあります。教えを自分が生きているのかどうか、それをチェックできるのがこの世界の意義です。兄弟(人々)のうちに何を見るか、何を聞くことになるのか、それは自分がどこまで戻って来ているのかを知る手がかりになります。

今夜、私は妹から「自分を責めるのをやめる」という言葉を聞きました。おお、と思いました。彼女はまさしく私のキリストの証人なのです。