10章2忘れる決心

The Decision to Forget

自分が何者であるか知れば、神の国 ONENESS に戻ることを決意すれば、恐れから解放されるということを、奇跡のコースでは教えています。私たちは常に恐れているので、他者をつい攻撃してしまいます。それは、自分の心に気づいていれば、日常のささいな場面でも起きていることだとわかります。

あなたが攻撃するなら、自分自身を否定していることになる。

私たちの恐れは、ONENESSからの分離で始まりました。分離した元の状態を忘れ、忘れたことを恐れているのです。

あなたは、あなたの知識を夢の意識に代えてしまった、それは、あなたが分離してしまったからではなく、分離したことに恐れを抱いたからである。あなたが分離していることを受け入れたなら、恐ろしくなくなる。さらに、実在からの分離を放棄すると、たんに恐れがなくなる以上のものをもたらしてくれる。この決心の中に、喜びと平安と創造の栄光がある。

何であれこの世の何かのために、あなたが神を思い出すことを遅らせたりしないように、こうして神を思い出すことこそ、自分自身を知ることであるから。
思い出すとはただあなたの心に、そこにすでにあるものを回復させるだけのことである。

私たちは自分がなんであるのかを思い出す、目覚めるのはとても難しいことだと思っています。でも、たぶんそうではないのでしょう。ただ思い出すだけなのですから。知らないことを知ろうとするのではないのですから。

この世において真理を受け入れる能力は、神の国において創造することに相当する能力である。

So be it.