12章8愛にたいする愛の魅力
The Attraction of Love for Love
ここは、とくに難しいところはありません。
愛は愛することでみつかること。
神 (OENNESS) は決して私たちを忘れずいること。
実在の私たちは、神に愛され、愛に満ちた存在であること。
その真理の姿に戻るには、ただ戻ろう、思い出そうと決心することでできる。聖霊は私たちの真の姿を見て、覚えていてくれることなどが語られています。
あなたは、実在の世界を毎日、一時間ごと、いや一分ごとに攻撃しておきながら、それを見ることができないのを意外に思っている。
もしあなたが愛を求めているとしても、それはその愛を攻撃する為だとすれば、絶対に愛を見出すことはないであろう。
愛とは分かち合うことだとすれば、愛そのものを通してそれを見つける以外にどうやって見つけられるだろうか。
愛を捧げるとあなたに愛情がわいてくる、愛というものはそれそのものに引き付けられるのであるから。
だが、攻撃しようとすると隠れたままになる、なぜなら愛はただ平安のうちに生きることができるだけだからである。
あなたが真実でないものを肉眼で見えるようにしたとき、真実であるものが自分に見えなくなってしまったのである。
あなたに見えないというのは、何か他のものに目を向けているからである。
あなたはただ神を待っているのに、それが分かってはいない。
けれども神の思い出はあなたの心のなかに輝いており、完全に忘れられてしまうことなど有り得ない。
それは未来のことではないし、同様に過ぎ去ったことでもない、常に永遠なるものであるから。
神の子よ、実存しないもので満足したりしないことである。
本当でないものは見ることなどできないし、それには何の価値もない。
あなたは本当でないものを見つめて、絶望してしまった。
神の御本質を共に分かち合うものは、実在なしで満足することなど決してできない。
その実在の世界をながめるにつれて、いつもそのままだったということを思い出すであろう。
So be it.