22章1 救いと聖なる関係 序論

Salvation and the Holy Relationship  Introduction

日常で、彼女(彼)が悪い、あの人さえ変われば、などと考えることはよくあります。
たわいもないことでも、誰かを裁かずにはいられない。あの人と私は違うと言い続ける。
これが、私たちの習性です。

しかし、誰かに罪があるという考えをもっていて、自分は悪くない、
無実だと信じることはできないのです。人を裁くとき、
それは、自分も裁かれることを信じているという表明になるのです。

この罪の罠から抜け出すには、相手を許すことです。
そうすれば、自分も許されるのです。
誰にも罪はないと選択して生きれば、この現実は明るさを増します。

Sin is a strictly individual perception,
seen in the other yet believed by each to be within himself.
罪は自分一人だけのときに知覚することで、
それは相手のなかにあるものとしながらも、互いに自分自身にも罪があると信じている。
・・・
The holiness of your relationship forgives you and your brother,
undoing the effects of what you both believed and saw.
ふたりの関係の神聖さというものが、あなたとあなたのきょうだいを許し、
ふたりが信じて見たと思っていることの及ぼした影響を取り消してくれる。

私たちが誰かと人間関係を作るとき、
そこには何か自分にはないものをもっていると見ています。
ですが、人は、欠けたところなどない存在です。
でも、それを忘れて外側にあるように見えるものを欲しいと思うのです。
もし、人と聖なる関係を築きたいなら、私達はお互いに何も欠けているところはない、
というところから始めなさいと、奇跡のコースでは教えています。

Here is the faith in differences shifted to sameness.
相違点を信頼するのをやめて、同じであるということを信頼するようになる。
And now the sameness that you saw extends
and finally removes all sense of differences,
so that the sameness that lies beneath them all becomes apparent.

そして今やあなたの見たという同一の状態は拡張し、
最終的には、違いがあるとの思いはすべて取り除かれるので、
そんな思いの下にある同一の状態がぜんぶ明らかになる。

So be it