16章3 教えることで得られるもの

The Reward of Teaching

私たちは自分の人生でにおいて、自分が何を信じているのか、自分は何者であるのかを
教えている(表明している)ということをこれまでの章でも語られてきました。

「実をみれば、その人たちがどんな人間かわかるし、
その人たちも自分自身がわかるであろう」
と。

しかし、私たちは自我の思考に囚われていて、本来の自分は何かということを
教えてもらっていないとここでは語られています。
確かに、日常で『本来の自分とはなにか』と問いかけられることも、自問することも、
まずないでしょう。そして、実在の自分として表明することも。

それでも、自我が私たちの存在をすべて掌握しているわけではありません。
私たちの内側には、確かに実在の自分があり、それは機能しているのです。
ただ、それに気づくことはないままに生きているだけなのです。

This is a course in how to know yourself.
この奇跡の道は、いかにして自分を知ることができるか教えている。

And the seeming conflict between truth and illusion can only be resolved
by separating yourself from the illusion and not from truth.

真理と錯覚のあいだにあるように思える葛藤は、
自分自身を真理から切り離すのではなくて、
そうした錯覚から離れることによってのみ解消できる。

His Kingdom has no limits and no end,
and there is nothing in Him that is not perfect and eternal.

この真の自己の王国には限界はないし終わりもないのであり、
そのお方(ONENESS)のうちには完全で永遠でないものは何一つない。

For you will come where you would be,
and where your Self awaits you.

あなたは自分の望むところに来ることになっているし、
そこであなたの真の自己が待ち受けているのであるから。

So be it