16章2 神聖なるものの力

The Power of Holiness

ここも、クリスマスシーズンから新年にかけて語られたものらしく、
新たな年こそ、エゴの声ではなく、精霊に自分を開いていきなさい、
という話が展開されています。

この世界では、私たちは自分で考えて行動すると思っています。
その自分とは何か? という問いを問いかける人は少ないでしょう。
当たり前のように信じている自分という存在。自分の思考、感情、身体。
そして、人生は苦難の連続であり、ときに幸福な瞬間や平安が訪れるけれど、
それはまた不安や苦労、悲しみに変わると信じ、その想念に毎瞬、力を与えています。

しかし、実際には、私たちは、真実を何も少しも理解していない、
ということを受け入れなさいと言われています。

When you have made this joining as the Holy Spirit bids you,
and have offered it to Him to use as He sees fit,
His natural perception of your gift enables Him to understand it,
and you to use His understanding on your behalf.

聖霊にさそわれるがままにこうしたきずなを結び、
それを聖霊の思いどおりに使ってほしいと差し出せば、
聖霊はあなたの賜物を自然に知覚して理解できるし、
あなたは聖霊の理解力を自分のために使うことができる。

エゴの解釈を信じないて、精霊に預ければ、
あるがままをそのまま知覚することができ、理解できるのです。

Reality is safe and sure,
and wholly kind to everyone and everything.
実在には何事もなく確実であり、
それはすべての人とあらゆるものにたいして本当に優しい。

For love asks only that you be happy,
and will give you everything that makes for happiness.
なぜなら、愛はあなたの幸せだけを願っており、
幸せになるのに役立つものはすべて与えてくれるからである。

実際には、すべての存在が愛されていて、
幸せになるようにすべて与えられていると言われています。

So be it