15章6聖なる一瞬と神の法則 その2

The Holy Instant and the Laws of God

奇跡のコースの6章5聖霊の教えで、
得るためには与えること、
平安を得るにはまずそれを教えること、
絶えず気づきをもって生き、本当の自分に戻ること、
と習って来ました。

与えることは失うことではなくて、
もっとそれが強められ増やされていくと。

ここでは、おもしろい例え話がされています。

誰かが神様にお願いして、その願いが叶った時、
それを人は、自分のチャンスが減ったとはみなさず、
自分も願えば叶う可能性がある証拠だと考える。

それはなぜかといえば、神とは想念である、とかすかとはいえ
気づいているので、神に対する自分の信頼は分かち合うことで
より強くなると気づきだしたからだ。

あなたに受け入れ難いのは、
神と同じように自分も想念であるという事実。

そして神と同様、あなたは自分自身を全心全霊与え切ることができる、
それも全く何も失うことなく、ただ得ていくだけである。

聖なる一瞬は、あなたの兄弟(すべての人々)を
どのように自分の心に抱きかかえるのかを習う瞬間となり、
失うことではなく満ち満たされる思いを経験できる。

こうした経験のあとは、ただただ与えることができるだけだ。
そしてこれこそ、まさに愛である、
こうしたことだけが神の法則のもとで自然であるから。

神の子が、神の法則を喜んで従う気になって受け入れれば、
どんなことにも束縛されたり制限されたりする可能性は全くなくなる。

その瞬間、神のお望み通りに、神の子は自由である。

So be it.