14章6コミュニケーションの光

The Light of Communication

我々が一緒に引き受ける旅は、闇を光に換え、無知を英知に換える旅である。

自分に理解できることなら、恐ろしいものは何一つない。ただ暗闇のなかにいたり、何も知らないときにのみ怖いと感じるものを知覚してしまい、それから逃げようとしてより深い暗闇へと後ずさりすることになる。

隠されているものを愛することはでき ないので、恐れずにはいられないのである。

穏やかな光のうちに聖霊があり、あなたがただ心を完全に開いていれば、何一つ隠していないので、恐怖となるものは何もない。

愛の光で払いのけられないような暗闇などないが、あるとすれば愛の恩恵を受けないように隠れているとしか考えられない。愛から離れたままになっているものは愛の癒す力を分けてもらえないというのも、分離して暗闇にとどまっているからだ。

決断力というものは、あなたが創造力に代わるものとして作ったのだが、聖霊はその力をいかにあなたが自分の為になるように使えるか教えてくれる。

あなたは自分が何を言っているか分かっていないので、何を言われているのかも分かっていない。

聖霊は)ただ、意義のあることをみな取り出し、残りは捨てて、真剣にあなたと意思の疎通をするつもりのある者に、あなたの本当の意思を伝えてくれるだろう。

心の中にある暗闇を閉じ込めておかないで、光の中に出してみよう。閉じ込めていると、巨大なモンスターのように思えるかもしれない、痛くて痛くてたまらない傷かもしれない。けれど、光の中で見ると跡形もなく消えてしまうか、あるいは、ただ愛だったとわかるのだから。恐いものは、聖霊に預けよう。暗闇に光が届くように祈ろう。そして、聖霊の声を聞き、自分を癒そう。愛だけを心に残そう。

扉という扉をみな開けて、光をさし込ませる必要がある。

神が歓迎しようと待ちうけておられる部屋の扉を自分で閉めてしまわないかぎり、神が呼んで下さっているところに行き損なうものなど一人もいないのである。

So be it.