13章7実相の世界に達する その1

Attainment of the Real World

とても長い引用になりますが、付け加えることはなにもないので・・・。

腰をおろして心静かにあなたの目に映る世界を見つめ、自分自身に言い聞かせるがいい ‐ 実相の世界とはこんな世界ではない。

あなたは時間というものが始まってからずっと、自分の見ている世界に失望させられ続けてきたので、それが本当に自分の望む世界だとは思っていない。

切り開いて作った道路はどこにも導いてくれなかったし、建設した都市も時の流れとともに風雨にさらされ、朽ち果てずにすんだところはどこにもない。

自分が作ったもので死の烙印を押されていないものは何一つない。

こんな胸の痛むような世界には、生気に満る世界に影響を与える力など全くない。
あなたにはこんな世界にそうした力を与えることなどできなかったので、そこでは悲しい思いをさせられるだけだし、そんな世界からもう一つ別の世界へと導いてくれる道を見つけることもできないのである。

こんな世界を喜んで放棄するのに必要なものといえば、それはただ、
自分が作った世界は偽りだと学ぼうとする意欲だけである。

キリストは今、静かにあなたのうちに生きている、
そして自ら愛をこめて差しのべている世界に、
あなたが過去のことは忘れて入ってくれるのを待っているのである。

こんな悲しい世界を引き渡し、自分の間違いを神の平安と交換することはまさにあなたの意志である。

神の子は完全に正気の中で愛を見ている、
それが自分を取り巻いているし、内側にもあるのだから。

愛のこもった腕に抱かれていると自分で知覚すれば、
すぐさま苦痛に満ちた世界など否定するにちがいない。

And from this point of safety he looks quietly about him
and recognizes that the world is one with him.

そしてこの安全なところから自分のまわりを静かに見つめ、
世界は自分とひとつ
ということに気づくであろう。
So be it.