2章5奇跡を行う者の役目 その1

The Function of the Miracle Worker

悟りの道は、机上のものであっては意味がありません。体験が伴わないままにいくら知識があっても、前に進んだことにはならないでしょう。

今日の「奇跡を行う者の役目」の内容は、そういう意味で私にはわかりにくものになっています。冒頭はこういう文章から始まります。

奇跡を行う者たちが、この世における役目に着手する準備が整ったと言えるようになるには、解放にともなう恐れというものを十分に理解することが、きわめて重要である。さもないと、解放とは監禁されているようなものだという信念を、それと知らずに心に抱くかもしれないし、すでにきわめて一般的にこう信じられている。そのように誤って知覚することは、危害をこうむるのは身体だけに限ることができると信じた後、それに続いて生ずる。

解放にともなう恐れとは、何でしょうか?
私は解放されていないので、推測するしかありません。

解放とは自分は物理的な存在ではない、肉体ではなくスピリットであると確信できたことを表しているのでしょうか。スピリットとして、解放されている自分を感じているのにまだ肉体はあるので、物質世界に監禁されているというように感じる、という意味に今は思えます。

いつか、自分のこの解釈を訂正したくなるときがあるのかもしれませんが、今はそういう意味として読み進みます。