5章7神へ向かう決心

The Decision for God

あなたは神の声をかき消せるような声を作れると、
本当に信じているのか。

ここでは、キリストはあなたは本当に神から離れることができるのかと、強い調子で問いかけています。神、ONENESS は私たちが忘れていようと、確かに在り、いつも愛し支えてくれています。私たちはその一部であり、決して離れることはないのです。この世界にひとりで生まれてきて、ひとりで歩いて来たように思いますが、見えないだけで、気づかないだけで、いつも神の配慮のもとに生きているのです。
キリストは自分の心配事を神にゆだねるだけでいいと言われています。

自分の心配事を自分でどうにかしようとせずに、ただ、自分は愛されていると信頼し、差し出し、ゆだねてみる。
...何が起きてくるのか、楽しみです。

次に治療をする人、ヒーラーについて語っています。キリストは生きている間にたくさんの人の病を癒し、死者をも蘇らせたといいます。
ヒーラーにとって、大切なのは自分自身を癒すこと、そしてすべての人が平等に癒されるに値するとわかること。完全に信頼すること。

自分を癒すというテーマはヒーラーに限らず大切なことだと思います。まず、自分を癒す。自分の傷が過去の出来事へ連れていったり、未来への不安をかきたてるのです。自分を癒すことができれば、いまここにいることもずっと容易くなります。

あなたの役割は単に自分の考え方を、それに間違いがあった時点まで戻し、心安らかに贖罪へと引き渡すことだけだ。

「贖罪」とは、私たち自身についての誤った認識を訂正し、本当の自分に戻ること。繰り返し繰り返し、キリストが語られているACIMの一貫したテーマです。物質世界、この世にあることは間違い(夢)だと気づき、目を覚ましなさいということですね。

聖霊はいつでも私たちをサポートしてくれます。

私は聖霊にまかせることを選ぶ、聖霊を認めることは、
私にとって神に向かうと決心したことになる。

So be it.