20章3  適応するという罪

Sin as an Adjustment

You make the world and then adjust to it, and it to you.
あなたはこの世界を 作っておいて、それに適応し、それを自分に適応させようとする。

Do you like what you have made?
あなたには自分の作ったものが気に入っているのだろうか?
・・・a world of murder and attack, through which you thread your
timid way through constant dangers, alone and frightened, hoping at most
that death will wait a little longer before it overtakes you and you disappear.
・・・殺し合いと攻撃の世 界、絶え間なく続く危険のなかを、びくびくしながら
なんとか通り抜けようとし、一人ぽっちで恐怖におびえ、願っていることはといえば、
せいぜい、死がおとずれて自分が消え去る時期をもうしばらく待って欲しい、
ということぐらいだという、そんな世界がいいのだろうか。
・・・
The world you see is but a judgment on yourself.
あなたの見ている世界は、あなた自身にたいする判決のようなものにすぎない。

It is not there at all.
そんな世界は全く存在しないのである。
一方で、自分を神聖な存在として、外側にも神聖なものしか見ないならば、
そこには美しい世界があると言います。
他者を許し、自分を許したなら、誰も責める人を外側に見ることはないのです。
人生の意義や自分とは何か、そして人間関係について、エゴに答えを求めることをしても、
エゴは何一つわかっているわけではありません。

The world you look on is the answer that it gave you, and you have given it
power to adjust the world to make its answer true.
あなたの見ている世界は、そんな判断力を失ったものが与えた答えそのものだし、
あなたがそんなものに、その答えを本当にするために、
世界を適応させる力まで与えてしまった。

自分の現状を見ればわかるはずです。本当の幸せはどこにあるのか。
私たちは何も知らないで生きているのです。
エゴに人生の先導をさせてはいけないとここでも話しています。

In your brother is the light of God's eternal promise of your immortality.
あなたのきょうだいのうちにこそ、あなたは不滅である、
という神の永遠の約束を示す光りがある。

See him as sinless, and there can be no fear in you.
その人に罪はないと見るがいい、そうすればあなたには何も恐れることはないであろう。

So be it