20章2 聖週間

The Gift of Lilies

1節から引き続き、復活祭にまつわるような言葉で語られています。
ひとつは、イバラの冠、これは恐怖から差し出された贈り物。
もうひとつは無垢の象徴である百合の花の贈り物。

私たちは毎瞬、毎瞬、選択をしています。
何を思い、何を感じ、何をするのか、その選択が私という存在を創り出しています。
イバラの冠を差し出すのか、百合の花を差し出すのか、
どんな祭壇を作り、そこに何を供えるのか。

兄弟(人々)に捧げる祭壇はどのようなものでしょうか。
あなたは何を供えたい(与えたい)と思いますか。
与えるものが、受け取るものであることを決して忘れないように。
そして、覚醒の道は、兄弟と共に行く道であることも忘れないように。

もうひとつ、ここでは、聖霊が導いてくれるということもここでは強調されています。
内なる霊的な交わり(communion)と表現されていますが、
それを安心して自由に行えるようになると。

Offer him thorns and you are crucified.
神の子にいばらを差し出せば、十字架にかけられる。
Offer him lilies and it is yourself you free.
百合をささげれば、自分自身を自由にすることになる。
・・・
Those who accept the Holy Spirit's purpose as their own share also his vision.
聖霊の目的を自分の目的として受け入れる者は、
聖霊の洞察力をも分かち合うようになる。
・・・
It has been given you to see no thorns, no strangers and no obstacles to peace.
それはいばらを見ることなく、見知らぬ者や平安の妨げとなるものを見ないようにする
ために与えられている。

The fear of God is nothing to you now.
神にたいする恐れは今のあなたには何でもない。
・・・
This is the way to Heaven and to the peace of Easter,
in which we join in glad awareness that the Son of God is risen from the past,
and has awakened
to the present.
これこそ天国と復活祭のもたらす平安への道であり、
我々は神の子が過去からよみがえり、今ここに目覚めたという喜びを自覚し、
その平安に加わることになる。

So be it